水曜文庫の日記 Tel:054-689-4455

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間宮緑さんにきていただいてお話の会をいたします

「小説家という職業 心と言葉と仕事」
1月27日(日)18時より 参加費800円 場所:水曜文庫

三島在の小説家、間宮緑さんに店に来ていただいてお話をうかがう会をいたします。文学を読む方、また現在小説家を目指そうという方はぜひご参加いただければと思います。また音楽や絵を描く人でも、本気でやろうという方にはきっとで強い助けになると思います。

間宮緑さんとは、ぼくが店を始めてから読書会の帰り道にお仲間たちと寄って下さり外文のさまざまな本を買って行ってくれたり、また店でやっている映画の会に参加してくださったりというふうにお付き合いをさせていただいてきました。もちろん、「早稲田文学」の新人賞を、しかもあの中原昌也さんが選考した回で受賞されたということは知っていましたが、ぽつぽつお話をしたり聞いたりするなかで、「あぁこんな人が県内にいるなんて・・・」とワタシの鑑識眼はさておき強く思った次第です。

「生計(タッキ)に追われなけりゃ小説なんて書くものか」というのはセリーヌの弁ですが、古本屋のワタシは本は読みたい、しかし生計に追われて、実際パソコンの前でぼやぼやしているばかりなのですが月末の強迫観念にふるえながら本が読めずに日々過ごしています。しかし間宮さんの作品を読んでる時間は楽しかった。こんなおっさんでも背筋が伸びしゃんとしていると思える時間です。読んでただ楽しいだけの小説ではありませんが、だからこそのめりこみました。

何度か間宮さんとお話をして、「小説を書くこと」についてお話をしていただけるという、自分にとってもこれ以上ない楽しみな会になる予定です。ぜひ皆さま、ご参加くださればと思います。ご参加くださるようであれば、店にお電話(054−689-4455)、またメール(suiyou-bunko@lily.ocn.ne.jp)でお知らせください。二十名を超えたくらいで締め切らせていただきます。

もしや小説家はなんだか気難しそうで・・・・というふうに思われてはいませんでしょうか?果たして間宮さんはいつもわかりやすい言葉で丁寧にお話をされる方だし、ムーミンが住む国のことならなんでも知っているというか、先日三島の喫茶店うーるーさんでお会いした時も筆箱がムーミンだったし、小説家ではありますがそういう方でもあります。
とにかくよろしくお願いいたします。

間宮 緑(まみや みどり)
1985年生れ。静岡県三島市在住の小説家、たまに農家。
2008年「牢獄詩人」で第22回早稲田文学新人賞(中原昌也氏選考)を受賞後、文芸誌を中心に小説を執筆。
2011年に長篇小説『塔の中の女』(講談社) 、2018年に『九月、東京の路上で』(加藤直樹)をエスペラント語訳した «Septembre, surstrate en Tokio» (ころから)
が刊行された。旅の雑誌『タビタビ』(静岡新聞社刊)で扉エッセーを連載のほか、散文や書評も書いています。