水曜文庫の日記 Tel:054-689-4455

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「日曜読書会」へのお誘い

来年二月より読書会をしようと思います。
水曜文庫では課題図書を読み話し合う読書会は今まで行ったことがなかったので少し緊張しますが、静岡で長く本を作られている編集者の田邊詩野さん、また三島在住の小説家・間宮緑さんにも加わっていただけるので心強いことこの上ないです。

今回課題にする図書はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』です。寓話というのは間宮緑さんの小説にとって一つの大きなファクターだし、ちょうど市立美術館の展示がルイス・キャロルだという事で皆で話し合い決めました。

以前現在70を過ぎた男の方とお話した際のこと。シュールレアリズムへの興味をうかがっていたときに、彼らの世代のなかではイギリスの古い民衆詩、マザーグースの世界やまたビートルズジョン・レノンのナンセンスな詩の世界)などもいっしょにシュールレアリズムというものを受容していて、当時「思想のパッチワーク」なんて言葉も聞いたことがありますが、そういった意味を宙づりにするようなものへの強烈な愛情を持っていることに思い当たったことがあります。キャロルにそれが通じているのかどうかわかりませんが、そんなことがぼくの興味でしょうか。
とにかくさまざま話し合いましょう。
10人程度で行います。ご参加希望の方は水曜文庫まで、メール(suiyou-bunko@lily.ocn.ne.jp)、電話(0546894455)にてご連絡をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。


2月23日(日)18:00~(3時間程度)
 場所:水曜文庫
 ゲスト:間宮緑さん

選書:『不思議の国のアリス
参加費:1000円
参加人数:10人(上限12人) 

2月6日:読書会お申し込みを締め切らせていただきました。ありがとうございました。

 

間宮 緑(まみや みどり)
1985年生れ。静岡県三島市在住の小説家、たまに農家。
2008年「牢獄詩人」で第22回早稲田文学新人賞(中原昌也氏選考)を受賞後、文芸誌を中心に小説を執筆。
2011年に長篇小説『塔の中の女』(講談社) 刊行。2018年に『九月、東京の路上で』(加藤直樹)をエスペラント語訳した «Septembre, surstrate en Tokio» (ころから)が刊行された。
2019年には「群像」(講談社)9月号に『語り手たち』が掲載された。
旅の雑誌『タビタビ』(静岡新聞社刊)で扉エッセーを連載のほか、散文や書評も書いています。

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