一昨日、堀之内出版小林えみさんに来ていただいてお話をしていただいた「小規模出版社のしごと」が終わりました。遠くからご足労いただいた小林えみさま、また今回は会の企画ほとんどをおんぶにだっこでお任せをしてしまったのですが、聞き手を務めてくださった鈴木教弘さま、ありがとうございました。本を販売していただいた戸田書店さまもありがとうございました。
また参加してくださった方々も、狭い店でお尻が痛くなってしまっただろうと想像をしますが、ほんとうにありがとうございました。
なにより本を出すことについて「気分」ではなく情報から勉強から遊び心まで駆使して「売りにくい」人文書を作っていくそのヒリヒリした感覚を知ることができたのは、ワタシの場合ほとんど「気分」で生きているような人間なのでとても面白かったです。情報というものを、歳をとってくるともちろん疎くもなるのですが、少しバカにするというのか、整理整頓できない情報が闇雲に積みあがって振り回されてきた経験ばかりなので、情報を疎んじるような気持にもなってくるのですが、それじゃだめだ。そんなことじゃだめだ。こちらで使い倒してなんぼのものじゃい!とお話を聞きながらひとつ強く思いました。