水曜文庫の日記 Tel:054-689-4455

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ECDさんに水曜文庫に来ていただいてお話を訊きます


「いるべき場所」(メディア総合研究所)という本を読まれたことがあるでしょうか?ECDさんの音楽活動の歴史を書いたものですが、およそロックから派生したアンダーグラウンドなシーンにさまざま関わられてきたということがわかります。でもそれらシーンの「形態の固まった」、「評価が定まってしまった」瞬間にはもうそこから飛び出して、別のことを始めている。現在は、ラッパー、ヒップホップという立場にいながら、その黎明期から活動をしているにも関わらず、ぼくにはある種実験音楽をやっているような印象さえあります。
またもう十年以上前のこと、宮下公園のサウンド・デモに参加したことがありましたが、サックスを抱えたECDさんがぼくの目の前をガーッと駆け抜けていったのがとても印象に残っています。アングラの帝王はあまりそういうことはしません。フット・ステップというのか、フット・ワークがとても軽やかな人なんだと思いました。
ECDさんは音楽活動のほか、本を何冊も出しています。文章での「街の記録」ということに執念を燃やしている作家の坪内祐三さんが評価をしたように、ECDさんの文章にはとても緻密な時間と場所の感覚があり、だからこの二十年間東京の路上で起こったことについての記憶を聞いてみたいと思いました。昔のことも聞きたいですが、特に今のことを聞いてみたい。

狭い店で少人数で開く会です。ぜひ皆さんも聞いてみたいということを持ってきてくれればと思います。狭い古本屋で開く会ですので、音楽のライブではないです。くれぐれもお間違いないように。
30席ほどは用意ができると思います。ご予約についてはお問い合わせください。