「文学は、屈しない。ジタバタする。」というキャッチフレーズをともなって『アルテリ』二号が入荷をしました。熊本発の文芸誌なので先だっての地震が通奏低音の号になっている模様。
一号目、渡辺京二さんの口語訳した上田秋成「死首のゑがほ」、石牟礼道子さんが若いときに邂逅した不遇清冽な歌人志賀狂太を紹介した「石牟礼道子の歌」（浪床敬子）などとても面白く読ませていただきました。
目次
石牟礼道子のことば
避難所/坂口恭平
旅をするいくつもの理由/新井敏紀
虚無と向き合う/渡辺京二
完成に向かって/伊藤比呂美
お別れ会/吉本由美
黒曜石/平松洋子
花鋏のおもさは196グラム/坂村岳志
カナタバル奇譚/高山文彦
ひとりということ 江上茂雄さんに/小野由紀子
Aさんのこと/田尻久子
霧島に行ったときの日記（十九歳）/石牟礼道子
石牟礼道子の歌②/浪床敬子
第一号「文学は、ささやかに抵抗する」もまだ在庫がございます。
よろしくお願いいたします。
