手紙を書こう、と言ってもなかなか今現在誰にという具体的な人の名前が思い浮かびませんが、しかしいざ書こうと思ったとき、机の中に気に入った葉書や便箋（無い）、封筒、筆記具（無い）、カワイイ切手があったら幸せです。自分の気に入ったそれらがあったら、中身より五割り増しの自信も湧いてこようというもの。次の日買いに行ったりすると、気持ちがそがれてしまうものです。
作家の書簡集（ラブレターは百輭、檄文は大杉栄、生き急ぐ女性を演じたければ久坂葉子）、旧字体を書きたければ「大言海」（五巻本で15キロくらいありますが、三年間飽きないこと請合い！）、きれいな字を書きたければ「ペン字事典」も一緒にご覧ください。
