現在三軒茶屋で行われている水族館劇場「あらかじめ喪われた世界へ」はとても評判がよいようです。ネットでの反響を見ているとまるで東京中の古本屋さんたちが見に行ってるんじゃないのかというくらい、いろんな場所で公演の噂を聞くことができます。
その水族館劇場の小さなユニット、「さすらい姉妹」が旅巡業の途上、静岡へも寄っていただけることになりました。ここ、水曜文庫と清水のスノドカフェさんでの一晩ずつの予定です。
これから何度か告知をさせていただきます。
ほんと、アングラ芝居はおもしろいっすよ。こんな機会はそうあるものではありません。ぜひ、観にいらしてください。よろしくお願いいたします。
下に文章をチラシから転写します。
さすらい姉妹二〇一三年
火山列島南下ツアー
谷間の百合―NAKED−
作演出 桃山邑
[物語]場末のストリップ劇場の楽屋で踊り子は、鏡のなかにもうひとりの自分を発見する。映し硝子にあらわれた老いた酔いどれの娼婦は、じぶんのたどる運命の末路の姿なのか。世間の縁をひっそり生きてきた敗北者たちの群れにかこまれて、ひとりの女の来し方が若い踊り子に憑依してゆく。人生の旅の終わりのうらぶれた街を舞台に、これからの一条さゆりとあれからの一条さゆりが交差する。さすらい姉妹の名作、改訂決定版!
釜ヶ崎の路上初演から八年。
ふたたび伝説の舞姫、一条さゆりの物語が
釜ヶ崎へ向かって列島を南下する!
7月25日(木)スノドカフェ 会場19:00開演20:00 前売り1500円当日2000円
第一部 芝居「谷間の百合−NAKED」
第二部 対談「水の星座は銀色の夢をみるか−河原者芝居の現在−」鈴木大治(水銀座)vs.桃山邑(水族館劇場)
7月26日(金)水曜文庫 会場19:00開演19:30 前売り1500円当日2000円
第一部 対談「火山列島、至るところで落花狼藉−追憶のハイウェイ80'S−」
第二部 芝居「谷間の百合−NAKED−」
公演に先立ち6月28日、朝8:40から、静岡大学にて小二田誠二先生と桃山邑さんによる特別講義「藝能の始原を求めて」を行います。参加希望の方は小二田先生までお問い合わせください。jjskoni@ipc.shizuoka.ac.jp
前売りを始めましたらあらためてお知らせいたします。