水曜文庫の日記 Tel:054-689-4455

静岡の古本屋、買取と販売をいたします 県内伺いますのでご連絡をお願いいたします 〒420-0839静岡市葵区鷹匠2-1-7つるやビル1F

ノリヤマさんの新作

今まで苗字しか知りませんでしたが、名前をお伝えします。「則山ほうげつ」と判明。名刺もいただきました。
昨日名前の由来は聞けませんでしたが、少し落ち着いてお話ができ、この十年ほどの作品の傾向、変遷を聞くことができました。もったいないので小出しにしていこうと思います。
先日ノリヤマさんは「アウトサイダー・アート」を東京の美術館に観に行って面白かったと言っていました。「しかしアレだね、きっといい額に入れなきゃあれほどみんな騒がないんだろうね。そこへ行くとオレなんざ、額もひっくるめて作ってるからな。アタマいいだろ?ダッハッハ」と話していました。しかしダハハというのは謙遜で、「アウトサイダー・アート」を面白いと言いながら今の作風の作品を作っているというのが一つ、それから額までひっくるめないと構築されえない表現というのがもう一つ。小出しと言いながらもう一つ、5年前の作品を見せてもらいましたが、中世写本ふうの現在のものとは全然違った、もっとグロテスクといってよいようなものでした。類推するなとは言われそうですが、とりあえず以上三点をヒントに毎日見て暮らそうと思います。また皆さんも観に来てください。