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黒旗忌、大杉栄・伊藤野枝追悼墓前祭のお知らせ

今年も黒旗忌、大杉栄伊藤野枝追悼墓前祭を行います。
楽家であり、長く音楽批評のお仕事もされてきた竹田賢一さんを静岡にお招きし、ライブとお話をうかがいます。

まずぼく自身の思い入れを書けば、じゃがたらを聴いていた当時、そこでサックスを吹いていた篠田昌巳さんがかかわっていたバンドA-Musikを主宰されていた方として竹田賢一さんのお名前を知りました。ほとんど音楽メディアに登場しないバンドで、たまに「インパクション」などの政治系の雑誌で名前を見るようなパンクとフリー・インプロヴィゼイションのないまぜになった音楽、また南米の革命歌をフリー・ジャズの態度で演奏するような、今の渋さや大熊亘さんなどのやっている音楽の源流として知ったように思い出します。とにかく当時さまざまな音楽があったなかで、同じ国のなかにあったはずなのに、全く違う位相から届く音楽のようにぼくには聴こえました。
昨年の黒旗忌に竹田賢一さんは来られました。「エッ、あの竹田さんが?」とぼくらはほんとうに驚きました。どうして大杉栄なのか?むろん当日お話をお聞きしてみたいと思っています。そういえば、以前竹田さんと一緒に「学集団」という音楽批評のユニットをされていた坂本龍一さんがどこかで瀬戸内晴美さんの大杉栄伊藤野枝を主人公にした小説「美は乱調にあり」を青春の一冊に選んでいたのを読んだことがあります。また竹田さんの著書「地表に蠢く音楽ども」という大部な本の帯には細川周平さんが竹田さんを『サウンドアナーキスト』と評されています。どんな音楽、またお話をしていただけるのか、とても楽しみです。ぜひ皆さまもご参加ください。

9月16日(水)開場18:50 開演:19:20/終演22:00
開場:Livebar Freakyshow
料金:2500円(+ワンドリンク500円)

プログラム
19:30 座談「2015年の戦前」
20:40 〈大中〉ライブ
21:20 〈竹田賢一〉大正琴ライブ

詳しいことは直接水曜文庫までお問い合わせをください。
またFBページはこちらです。https://www.facebook.com/events/544387135718656/

下記は竹田賢一さんの著作「地表に蠢く音楽ども」(月曜社