水曜文庫の日記 Tel:054-689-4455

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新刊です

少しでも新刊を売ることができるのは、そんなことにかかづらわないで素人なんだから古本道に精進しなさいという声も聞こえてきますが、やはりうれしい。
この二か月間で文句なく一番売れたのは「酒とつまみ」。
もっと売らなくてはと思うのは「生活考察」。いつも論壇誌や文芸誌で難しいことを書いているなうての若い作家たちがここでは肩の力を抜いてエッセイを書いています。いや肩の力を抜くくらい、無駄話を続けることくらい難しいことはない。それこそここでしか読めない文章は面白いと思います。もうすぐ新刊4号が出るそうです。
水曜文庫はなぜか女性史を特色としております。なのでもう一つ、「少女パルチザン」は外せない。模索舎に行ったおり見つけて連絡をしたところ快く卸していただいた。そのタイトルから、大塚英志が以前書いていたデモにハイヒールで来て機動隊に飛び蹴りする少女を想起してしまいます。

DARA DA MONDE」は静岡の文化、美術と演劇を中心に音楽、文芸、ほかさまざまな表現活動の現場を取材する雑誌。ちゃんと文章を読ませる雑誌をインディペンドで出しています。二号目が先日出ました。市内の書店で見つけたらそのたんび(静岡弁?)に何冊でも買ってもらいたい雑誌です。

今日は巷で話題の書籍「大島弓子について語ろう」という本が入荷予定です。ちょっと自慢ですが静岡で売ってるのはここだけ。
同じ「花の24年組」、先日橋本治の「乙女の花咲くキンピラゴボウ」が売れてしまって手元になく、倉田江美も24年組だったかどうか確信が持てませんが、倉田江美が当店では一押しで、もうさらにひと押し、これから大島弓子の棚を作るきっかけになればと思います。