熊本の文芸誌「アルテリ」の3号目が入荷しました。地震を経てこのペースもすごいのですが、目次をみると坂口恭平さんや渡辺京二さんなどネームバリューのある方が巻頭ではなく地場の作家たちにまぎれて並んでいるのがすばらしいです。静岡でもいままで各号15冊ほどは売れているし、さりげなさがかっこいいとはなかなか言えない昨今画期的な硬派な気がします。ほんとゆっくり読もうと思える雑誌です。品切れていた1・2号も入荷しています。
アルテリ 三号
「新妻への訴へ言」吉田道子
「残影」原田正純
「原田正純と文学」萬野利恵
「明神崎の渚から」大津円
「とげ抜き 拾遺」伊藤比呂美 ほか
先日「地方出版の未来」というテーマの会に行ってきました。ブックオカという本のイベントを立ち上げたお一人、末崎光裕さんのお話を聞きに行きました。インディペンデンドなさまざまなことを日々汲々としながらも続けて行くさわやかさ、ぼくなんか汲々としてるばかりで腰が重くなるばかりですが、こうして福岡や熊本のことを知ることができ段々でもなにか面白いことやろうと思えます。