先日とてもうれしいことがあった。90年代に発行されていて、購読をしていて、いろんなことをさまざま教えていただいたマイナーな短歌誌の主幹をされていた方とお会いすることができた。しかも杯に日本酒をいただくという夢みたいな時間。
またその同じ場所でも別の雑誌のことだけれど、雑誌を続けるということの利点。雑誌を作りそのなかの書き手たちが一つのことを考え続けてそのうねりを現実の表現に結び付けていくダイナミズムを眼前にまざまざとみせつけられてぐう音も出なかった。雑誌はすごい。
熊本の文芸誌の「アルテリ」4号が入荷しました。石牟礼道子、町田康、坂口恭平、姜信子、伊藤比呂美、渡辺京二、それに田尻久子さんなど豪華な一人一人の作品を読む楽しさもあるけれど、「アルテリ」という『場』を読むということがなんかささやかに楽しいです。創刊号は残り1冊他前号は3冊づつ在庫があります。
また、左端に写っている「バル」は浜松在住の小説家、吉田知子さん主宰の文芸同人誌2号目です。ぜひ。