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4月5日発売の「ele-king」vol.9、小特集『よみがえる花田清輝』のなかで上杉清文さんに花田清輝の魅力を語っていただく文章を作りました。
68年に大学に入学された上杉さんが、当時もほとんど読まれなかった花田清輝をどのように受容されていかれたのか。上杉さんはアングラ劇団の「発見の会」の戯曲も書かれていますが、1950年代には座長である瓜生良介さんが花田を訪ねて助言を受けていたということもあったそうです。「最後には花田さんと山田風太郎があればいい」という上杉さんに、とかくとっつきにくい花田清輝をどのように読んだらよいのかということを中心にお話をうかがいました。
ぼく自身も、気構えて肩に力を入れて花田を読むのではなく、もう少し楽しく読めるようになったのではないかと思います。
他に執筆された方たちの文章も、今まで言わなかったけれど、みんな好きだったんだということがわかるようないい文章を寄せています。
新刊書店で手に取ってみてください。