9月15日　黒旗忌/大杉栄・伊藤野枝追悼墓前祭 - 水曜文庫の日記 Tel:054-689-4455

静岡市営沓谷霊園に墓のある大杉栄・伊藤野枝の追悼墓前祭を行います。命日である九月十六日正午には有志により墓参を行います。

その前日九月十五日（月・祝）には七間町コミュニティホールにて墓前祭を行います。
前年「大杉栄伝　永遠のアナキズム」（夜光社）という本を上梓した新進気鋭の研究者栗原康さんの講演、同じく二〇一三年に作られた、大杉栄も登場する若きアナキストたちの青春群像を描いた映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」の上映を行います。
16時より21時頃までの長丁場の会になりますが、元映画館を改装した広いホールにて飲食のブースも出して行いますので、ご興味のある方はお時間を取ってお出かけください。
こちらのブログでもこれから情報を出してゆきますが、facebook頁を作りましたので、またご覧ください。
https://www.facebook.com/events/670732323002583/?ref=ts&fref=ts
また、ご質問等がございましたら、水曜文庫までご連絡をお願いいたします。
054-266-5376　suiyou-bunko@lily.ocn.ne.jp

下記に少し煩雑になりますが、会の詳細をお知らせいたします。
黒旗忌　大杉栄・伊藤野枝墓前祭

15：30　開場
16：00　栗原康・講演「大杉栄伝　永遠のアナキズム」（夜行社）
17：30　休憩
18：00　望月治孝ソロ
18：30　映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」の上映（20：40終了予定）

料金
講演のみ　1000円（講演終了後に1000円を払い戻しさせていただきます）
映画のみ　1500円（18：00のライブよりご覧になれます）
通しチケット　2000円

「シュトルム・ウント・ドランクッ」
嗚呼、理想よ。幻想よ。
極彩色の「ギロチン社」が、いま甦る。
関東大震災の前年、貧しく哀しいアナキストが人知れず集結した。
若き理想と幻想が、今、大正の空気もそのままにスクリーンに立ち上がる。身を切る叫びに包まれた青春活劇をとくとご覧あれ！盃を空けろ、最後の一杯だ！

主演は、劇団「少年王者館」を中心に活動する中村榮美子、劇団「tsumazuki no ishi」を主宰する寺十吾の演技派。ギロチン社メンバーに廣川毅（新人）、吉岡睦雄ら若手を配し、佐野史郎、流山児祥、あがた森魚らベテランと、個性的な演技で注目される川瀬陽太が脇を固めた。また、天野天街、つげ忠男、うらたじゅん、ジンタらムータwith黒色すみれ、白崎映美、原マスミ、シバ、宍戸幸司、知久寿焼、坂本弘道、黒田オサムら、演劇、漫画、音楽界からのゲストも多彩を放つ。

【シュトルム・ウント・ドランクッ】とは・・・・・
「疾風怒涛と訳す。18世紀後半、ドイツに起こった若いゲーテを中心とする革新的文学運動。理性中心の啓蒙主義に反対し、自然・感情・天才を重んじた。クリンガーの劇の題名に由来する。」（広辞苑より）

講演者・栗原康
1979年生まれ。早稲田大学政治学研究科・博士後期課程満期退学。現在は、武蔵野学院大学非常勤講師。著書に「大杉栄伝―永遠のアナキズム」（夜行社、2013年）、「Ｇ８サミット体制とはなにか」（以文社、2008年）、主要論文に「蜂起の思想―大杉栄の米騒動」、「豚小屋に火を放て―伊藤野枝の矛盾恋愛論」、「子ども社会主義―書評・大杉栄『自叙伝』」などがある。