下記の場所で、ライブとお話をしていただく竹田賢一さんの軌跡、さまざまな国の大衆歌をフリー・ミュージックの態度で演奏してきた軌跡を知ることができます。クレズマーにしてもとても速いアプローチで演奏をしていることがわかる。竹田さんの唯一の単著「地表に蠢く音楽ども」を読んでもさまざまなマイナー・ミュージック=大衆音楽を聴きそしてそれを自分の音楽にしてきたことがうかがい知れます。
坂本龍一さんが竹田さんについて「彼にはメディアがない。評論家というにはあまりに思想家だし、思想家というにはあまりに実践家だし・・・・。そんな人間を扱うメディアがないのは当然かも知れない。彼自身があらゆる尺度からはみ出しているのだ。」と評しています。ぼくにはそれは無名性の態度の表出のように読めました。
「共有」の概念で芸術をとらえること、メディアに頼ることなくさまざまな共同作業のうちに表現を作っていくこと、作品の完成に目的を求めないこと、大衆のうちの一人であり続けることなど・・・・。またあまたある音楽を聴き選曲をし場と音楽を作ってゆくDJの人たちの態度にも似た無名性・・・・。テーゼもなく方法論もなくあるとすれば大衆としての生き様があるくらいなのではないかと思う大杉栄以下アナキストの面々の無名性。そのようなことが明らかになるような会になればいいよなあと思っています。
当日ぜひご興味の方はご参加ください!
下記の場所、どなたが作られたのか分かりませんが、かけがえのない資料です。ありがとうございます。
http://am.jungle-jp.com/history.html
2015年9月16日(水)
会場:Livebar Freakyshow(静岡市葵区両替町2-4-9フィエスタ両替町5F TEL: 054-273-5588)
料金:2,500円(+1ドリンク500円)
開場:18:50 開演:19:20
終演:22:00 閉場:22:30
第一部 座談「2015年の戦前」
《出演》竹田賢一/市原健太(水曜文庫)/鈴木大治(あべの古書店)
第二部 ライブパフォーマンス
《出演》竹田賢一/大中