本年もよろしくお願いいたします。
昨年末住んでいる家の掃除もできず、今朝起きて、とりあえず店に置けない本を突っ込んである一部屋を整理をしましたが、店からも本を車に乗せて来ていたのでそれを入れたらまったく同じ状態になってしまいました。このさっぱりしない状態はいつまでもいつまでも続くのでしょうが、しかし昨年もたくさんのさまざまな本を引き取らせていただき、棚をマンネリにならずに過ごせたことはほんとうにありがたいことだと、感謝申し上げます。まことにありがとうございました。
お正月、元旦だけ休んで2日から営業をしますが、明日2日は午前中に戸田書店城北店へ書籍の搬入、また仕入れに出るため開店時間を遅らせていただきます。13時には開けられると思います。よろしくお願いいたします。
明日2日より一月ほど、静岡市葵区大岩にある戸田書店城北店にて藤枝の作家、小川国夫さんの書籍、限定本・私家本のフェアをやらせていただきます。「小川国夫 本の形としての『近代文学』」と名前を付けさせていただきました。さまざまな趣向を凝らした造本の本を並べますが、7・80年代に作られたその造本の技術を現在も作れるだろうかということが一つ、さらにそのしかつめらしい形に見合った言葉が現在の文学のなかにあるのかどうか。そういう本が静岡で作られていたんだということ。ぼく自身は現代文学を読んできたので、ただその本たちをみて気圧されるばかりですが、そういう文学が静岡にあり、藤枝、蓮花寺公園のあたりをゆらりゆらりと散歩していたんだというのを見ていただけたらと思います。文学に興味のある方はもちろん、造本にご興味のおありの方も足をお運びいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
戸田書店城北店：〒420-0886 静岡市葵区大岩2-1-18 054-249-1640
下は「或る聖書」小川国夫 筑摩書房 昭和50年 限定235部番外著者本15部のうち番外5
番 銅版画・池田満寿夫（4葉）
「小川国夫の手紙」限定版 海豹社 昭和60年 限定57部のうち1番 定価85000円
挿画・野見山暁治 装丁・木谷進 26.5×21.5cm カバ牛革 アク
リル樹脂函 （28.5×２１㎝）署名落款
上記に付属する小川作「牛」の水彩画です。
ほか
