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探書会、「夏葉社/島田潤一郎さんをお呼びして」

4月18日、古本市・探書会にて夏葉社の島田潤一郎さんに来ていただき「本を作ること」についてのお話をしました。島田さん、一緒にお話に加わっていただいた鈴木藤男さん、ありがとうございました。会に来ていただいた方々、ありがとうございました。
お話の内容はどうだったのでしょうか?皆さんはどのようにお聞きになられたのか?聞き手(私)の力不足は致し方ないとして、さまざまなお話のなか、内容をそれぞれにアレンジして胸に入れていただければやった甲斐があったというものです。

ぼく自身は、やはり面白かった。
たった一人の版元を始めて六年目に突入する夏葉社という運動体の何がしかを知りたいと思い静岡にまで来ていただいてお話をうかがったわけですが、確かに当日のお話でそれを引き出すことができたかどうか?言葉にできたかどうかは甚だ心許ないと言わざる負えません。でも役得、さまざまな交渉ややり取りのなか、また実際にお会いしてのお話の所作など、そうしたなかからなんとなく夏葉社という運動の力の入れ方、抜き方が、そのほんの一部でもなんとなくわかったような気がしています。
また会のことはテープを聞き直して以後文章にしていけたらと考えています。

ぼくは当日阿呆のように「どうしたら長く続けてゆくことができるんでしょう?」「その極意を教えてください」と、自分の稼業に何とか為になるよう繰り返すばかりで、「そんなことは考えるものじゃないんだ、『やる』だけなんだ」と当日一緒にお話に加わっていただいた鈴木藤男さんにたしなめられたのですが、それはまったくその通り、応用の効くようなことではなし、受け取ったものをそれぞれのやり方でぶあーっと植木等のように自分なりに噴出、『やる』ことができれば何とかなるもんだというのは至言。なんとか梅雨が過ぎて夏、それを過ぎた後の秋、次の探書会までブワーっといけるとよいのですが・・・(←まだ言ってる)。とにかく「オレは実際何をやってるんだろうなあ?」と思うようなことを続けていけたら、と思っています。
ありがとうございました。