水曜文庫の日記 Tel:054-689-4455

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5月13日(土)19時より水曜文庫にて
以下書いていただいた紹介文の会を行います。ぜひご興味の方はご参加ください。

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発達障害
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 空気が読めない子、友達とうまくいかない子、周りとうまくやれない人、ちょっと困った人、おっちょこちょい、頑固の分からず屋、昔からそんな子どもや大人は私たちが生きる社会の中に存在してきました。そして、時には困った子や人とみなされ、時には面白い子や人とみなされ、社会の中で生きてきました。
 近年、このような子や大人の特性をADHDやLD、自閉症スペクトラムなどの発達障害という障害としてとらえ、その障害を理解していこうというふうに世の中が変化してきています。そして、発達障害の特性のある子どもや大人の生きづらさを周囲が理解し、必要なサポートをしていこうという動きが大きくなっています。
 そして発達障害について理解する講座や、サポートの方法を学ぶための学習会などがいろいろな場所で催されるようになっています。
 私もかつて児童福祉を学ぶ一人の大学生としてそのように考えておりました。そして、発達障害とされた人、とりわけ子どもの生きづらさが周りから理解され、早期に専門家によって支援されることによってその子の生きづらさが和らぎ、その子が大人になった時に社会で活躍していく道が開けると信じておりました。
しかし、その後、そのような方向性とはちがう方向から発達障害について論じる人々と出会う中で、発達障害について「理解する」とか「サポートする」とは違う視点で考えるようになりました。
 この集まりでは、社会福祉の専門家として、また一人の市民として、発達障害に関して「発達障害を理解するとか、サポートする」とは違った視点を皆様に示したいと思います。そして、そのことにより、集まりに参加していただいた方が、より多面的に発達障害について考えていただくためのきっかけを作ることができればと考えております。

静岡英和学院大学 コミュニティ福祉学科
助手 川 英友(社会福祉士精神保健福祉士
いつも仕事帰りに店に寄ってくれて、川さんには福祉についてはもちろんですが、ことばについて、社会についてさまざま教えていただきます。それぞれそこから「こぼれ落ちてしまうもの」についていつも考えさせられる。
たとえば「差別」について考えようとして、しかし思考のスパイラル、こぼれ落ちるものの連続に陥ってしまい早々に考えることをやめてしまうのがぼくだとしたら、川さんはそこで止まることなくどこか部分を切り下げたり部分をないことにしたりすることなく、それでも何とか考えることをやめることなく、だからスマートではありませんし、すっきり「わかる」ことなんてないけれども、だからこそぼくには彼の話が面白くて聞きたいと考え会を開くことにしました。
参加費五百円、コーヒー・お茶くらいは出そうと思います。ぜひ聞きにいらしてください。
よろしくお願いいたします。
参加したいよという方はメール(suiyou-bunko@lily.ocn.ne.jp)またお電話(054−689−4455)までご一報くだされば。でも当日参加でもぜんぜんかまいません。