パピルスという版元の本。ディープ・エコロジー、図像学、辺境の思想、子どもの世界などのとても凝ったきれいな造本の書籍を作っていたのは静岡県磐田市の版元なのを知っているでしょうか。80年代につくられたそれらの本のうち少しだけ入荷しました。
この版元を運営している小田光雄さんは「出版状況クロニクル」という出版情報を出し続けていたり、さまざまな本にまつわる本の単著があります。また幸徳秋水にも影響を与えたアメリカン・アナキズムの祖、エマ・ゴールドマンの自伝の翻訳などもされています。静岡という地にはまったく稀有な存在と思います。